エバラファン 50Hz
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取扱いについて技術資料378技術資料3)ベルトは、運転開始後、10~50時間程度で伸びが多く発生しますので必ず調整を行ってください。ゆるみによるスリップでベルトが早期に破断・脱落する場合があります。4)ベルト駆動タイプのファン側軸受は、より長くご使用いただくため、定期的なグリースの補給をお勧めします。電動機側の軸受は、定期的に交換してください。・SRM4型・DRM4型(ピローブロック使用のもの)の軸受は、年1回程度の補給をお勧めします。ただし、下記機種は、軸受の構造上グリース補給ができませんので、軸受寿命の期間ご使用いただいた後、新しい軸受と取替えください。グリース補給の困難な機種:AIR2型:NO. 1~NO. 11/2SRM4型 反プーリー側軸受・DRM4型・SRP31型・DRP31型(プランマブロック使用のもの)は、年1~2回程度の補給をお勧めします。・使用条件が厳しいもの(24時間連続運転、屋外据付、温度や湿度が高い場合、粉塵等の影響がある場合等)は、補給間隔を短くすることを(補給周期を上記の1/2~1/3程度短くする)お勧めします。・補給方法、取替え方法ピローブロック……グリースガンで軸受ケース頭部についているニップルから補給。プランマブロック…軸受ケースの上ケース又は側カバーを外し、古いグリースを良くふきとり、新しいグリースを入れる。(グリース量は内部空間の1/3)グリースの種類:シェル石油 アルバニアS2またはS3グリースの量および詳細内容については、各機種の取扱説明書に記載されておりますのでご参照ください。・グリース補給配管附属のご要求がありますが、これはグリース配管に以前給油したグリースを軸受に補給することになる上、配管中に空気溜りがある場合には軸受へのグリース補給の確実性も劣りますので、配管を介さずに、直接軸受部へ補給することをお勧めします。5)ファンの長期運転休止または長期保管する場合は、下記の内容に注意してください。①ファンに供給されている電源を遮断してください。②ファンは保管前に清掃し、ほこりや汚れを落としてください。③ベルト駆動のファンは、ベルトを外してください。(曲がりぐせ防止のため)④軸受グリースが給油できるタイプは、グリースの補給・取替えを行い、新しいグリースが入っている状態にしてください。グリース配管を行っている場合は、配管内のグリース劣化を防止するため、配管内のグリースを取り除くことをお勧めします。⑤湿度の高い場所や、水や異物・ほこり等の浸入するおそれのあるところで保管する場合は、シート等で被い、除湿剤を中に入れてください。ダクトを接続した状態で保管する場合は、ダクト内に外気からのほこりやごみ・異物が侵入しないよう外気側の開口部を閉鎖することをお勧めします。ファンをダクトから取り外して保管する場合は、湿度変化や湿気の少ない風通しの良い場所で保管してください。⑥軸受保護のため、月に1回程度は、数回手回ししてください。(電源で回せない場合)⑦ベルト駆動のファンは、軸受にはビニール袋をかけるなどして、外気との接触やほこりの浸入を防止してください。⑧定期的に(3ヶ月に1回程度)保管状況を点検し、塗装のはがれや軸受状態の確認等の点検を行い、必要に応じて補修を行ってください。補修塗料を前もって、用意してください。⑨長期停止後の運転開始時は、運転の前に下記の点検を行ってください。・軸受グリースの給油ができるタイプの場合は、グリース補給・取替えを行ってください。・電動機の絶縁抵抗が1MΩ以上あることを確認してください。
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