エバラポンプ 50Hz
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7MMFA型 AAFA型バレルドモータポンプ渦巻■使用上の注意●空運転禁止電動機への通電確認は、必ず水を張ってから行ってください。本ポンプは、空運転すると電動機が損傷します。また、試運転時、受水槽清掃時、メンテナンス時には、必ずポンプ内の空気抜きを行ってください。●締切運転について締切運転は30秒以内にしてください。締切運転を30秒以上すると、ポンプ内部の水温が上昇して電動機が損傷する場合があります。●キャビテーション、エアロックについてストレーナの目詰まりによるキャビテーション運転や受水槽の水位低下によるエアロック運転は、行わないでください。ポンプがキャビテーションやエアロックを起こすと、揚水不能になり電動機が損傷する場合があります。ポンプに取扱液が残った状態で長時間停止する場合、ポンプの再始動時に必ず空気抜きを行ってください。停止中にポンプ内に空気が蓄積されていると、エアロックにより揚水不能になる場合があります。●取扱液について接液部にアルミ材を使用しないで下さい。アルミ腐食生成物がポンプ内に析出し故障の原因となる場合があります。開放系の循環用途では濃縮によるスケール障害が懸念されますので自動ブロー装置等で使用範囲内の水質管理を実施して下さい。有機溶剤(ベンゼン、トルエン、キシレン等)が取扱液に混入しないようにして下さい。ゴム材料の劣化、硬化などでポンプ故障に至る場合があります。●サーマルリレーマニュアルインバータに内蔵されている過電流保護で電動機の過負荷保護ができるため、制御盤にサーマルリレーを設置しなくても使用できます。●漏電遮断器の選定について漏電遮断器を選ぶときは高調波成分の影響を受けないものを選定してください。また、漏電遮断器の定格電流は、ポンプ定格電流の1.6倍以上のものを選定してください。(詳細は、漏電遮断器メーカの選定資料によります)●瞬時停電、低電圧時の挙動について約0.015秒以下の瞬時停電および瞬時低電圧の場合は運転を継続します。約0.015秒を超える瞬時停電(電圧0V)及び瞬時低電圧(200V級で約170V以下)の場合はインバータの異常低電圧保護機能(TRIPランプ点滅2回)が働き、ポンプは停止します(ただし負荷が小さい場合は運転を継続することもあります)。復電した場合は自動的に再始動しますが、保護機能が動作した直後の5秒間に限っては復電しても再始動しません(5秒後リトライ)。したがって、瞬時停電及び瞬時低電圧により本ポンプが停止した場合は、約8秒後(リトライ5秒+ソフトスタート3秒)に通常運転に戻ります。●ACリアクトルの設置について次のような場合にはACリアクトルを設置してください。・力率改善をする場合・高調波抑制対策が必要な場合・電源容量が500kVA以上の場合・相間電圧アンバランスが2%より大きい場合・サイリスタ転流方式の抑制装置と同一系統に接続される場合・アーク炉などの歪波発生源や、大容量インバータと同一系統に接続される場合・その他、重要機器等に使用する場合当社特別附属品のACリアクトルを設置すると社団法人日本電機工業会が定めた“汎用インバータ(入力電流20A以下)の高調波抑制指針”に適合します。●電源アンバランスについてインバータの入力側はコンデンサ回路のため、わずかな相間電圧アンバランスでも大きな電流アンバランスを引き起こします。電源状態をご確認ください。・通常:相間電圧アンバランス2%以内・ACリアクトル付:相間電圧アンバランス5%以内●進相コンデンサについて力率改善には進相コンデンサを設置しないでください。進相コンデンサを設置すると、コンデンサに高調波成分を含んだ電流が流れ、コンデンサに悪影響を与える場合があります。●自家発電機の使用について発電機でインバータを運転させると、インバータの入力高調波成分により自家発電機の巻線(ダンパ巻線)に誘導電流が流れ、熱をもちます。自家発電機によって本ポンプを運転する場合は、以下の両方の対策が必要になります。・ACリアクトルを取り付けてください。・発電機容量は、ポンプ定格容量(kVA)の3倍としてください。●ノイズ対策インバータが発生するノイズが他機器に影響を及ぼす恐れのある場合と、周囲の機器より発生されるノイズによりインバータが誤作動する恐れのある場合には、下記のような対策が必要です。1)入力ケーブルを伝わって他機器に影響を与える恐れのある場合。・インバータの入力ケーブルにノイズフィルタを接続する。・インバータのアース線を他機器のアース線と分離する。・インバータと他機器の電源を絶縁トランスで分離する。2)誘導または輻射により他機器に影響を与える恐れのある場合。・インバータの入力ケーブルにノイズフィルタを接続する。・インバータの入力ケーブルと他機器の配線とを分離する。・インバータの入力ケーブルを金属管に納めその一端を接地する。3)周辺機器が発生するノイズに対する対策。・電磁接触器のコイルやソレノイドには並列にサージアブソーバを接続する。4)ノイズによる誤作動防止のため、信号ケーブルは動力ケーブルからできるだけ離して配線し、金属管でシールドしてその一端を接地してください(許容配線長さ10m)。詳細は結線図をご確認ください。安全にご使用いただくため、使われる前に付属の取扱説明書を必ずお読みください。尚、取扱説明書が必要な場合は当社にお問い合わせください。
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