エバラポンプ 60Hz
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保守・点検ポンプ参考資料718参考資料■運転休止時注意陸上ポンプの場合①長期間休止する場合は、ポンプ内の水を完全に抜くと共に、配管を通ってポンプ内に水が流入することのないようにしてください。ポンプ内に水が残っていると、冬期に凍結してポンプを破損したり、摺動部が錆付くことがあります。②主軸・軸継手などの仕上げ面に錆が発生しないように、防錆処置をしてください。③保管場所は屋内の風通しの良い場所としてください。又、機器全体にポリエチレンシートをかけ、中に除湿剤を入れる等してください。④1ヶ月に1度寸動・手回しをして、スムーズに動くか、異常音がないかを確認してください。⑤3ヶ月ごとに絶縁抵抗値を測定し、1MΩ以上であることを確認してください。水中ポンプの場合①保管場所は屋内・陸上の風通しの良い場所としてください。又、機器全体にポリエチレンシートをかけ、中に除湿剤を入れる等してください。②長期間(1ヶ月以上)にわたって水中にてポンプを停止するときには、摺動部に錆が発生しないようにしてください。又、1週間に1回以上ポンプを2~3分程度運転し、電流値に異常がないことを確認してください。なお、運転前には必ず絶縁抵抗値を測定し、1MΩ以上であることを確認してください。陸上・水中ポンプ共通①再使用前には必ず絶縁抵抗値を測定し、1MΩ以上であることを確認してください。②ポンプを長期間(陸上ポンプ:3ヶ月以上、水中ポンプ:1ヶ月以上)運転休止した場合には、再使用前に据付時と同様の点検・確認をしてください。(取扱説明書を参照してください。)表4 給湯用循環ポンプ分類部品名取替の判断基準取替周期の目安全体ポンプ全体ポンプ全体(電動機含む)を更新8~10年オーバーホール分解・点検・整備4~5年部品羽根車著しく摩耗し、性能が低下したら取替4~5年メカニカルシール目視できるほど水漏れしたら取替1年ライナリング性能低下により支障をきたしたら取替3~4年軸受過熱、異音・振動が発生したら取替2~3年Oリング・パッキン類分解毎水切りつば分解毎電動機絶縁劣化、焼損したら取替8~10年〈取替周期の想定条件〉1.対象機種範囲は口径25~100A以下とする。2.運転時間は24時間/日とする。表5 汚水、雑排水、汚物用水中モーターポンプ分類部品名取替の判断基準取替周期の目安全体ポンプ全体ポンプ全体(電動機含む)を更新7~10年オーバーホール分解・点検・整備3~4年部品羽根車著しく摩耗・腐食し、性能が低下したら取替3年メカニカルシールオイルが白濁したら取替1~2年オイルシール・パッキン類分解毎軸受過熱、異音・振動が発生したら取替3~4年ケーブル外傷・劣化・膨潤・硬化したら取替3~4年オイル変色・白濁があるとき取替1年電動機絶縁劣化、焼損したら取替7~10年〈取替周期の想定条件〉1.対象は建築設備に使う場合で機種範囲は口径32~150A、22kW以下とする。2.運転時間は6時間/日とする。※一般社団法人日本産業機械工業会「汎用ポンプ 保守管理について」より抜粋

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