エバラフレッシャー給水ユニット・消火ポンプ 60Hz
494/548

水温上昇防止逃し装置490附属品■特長①バランスパイプを呼水槽へ配管するだけでよく、オリフィスを使用しない方式です。②定格吐出し量に逃し量を加算する必要がありません。③エバラ独自の画期的方式です。■適用機種MCF・MSF(410、415、420)型エバラMSF・MCF型多段渦巻ポンプは、内部に軸スラストを自動的につりあわせるバランス機構を内蔵しています。これは羽根車で発生する軸スラストを、向い合ったバランスディスクと呼ばれる円板で受けるものですが、このバランス機構からの戻し水を、通常はバランスパイプを経て吸込側へ戻しています(下図揚水ポンプの場合)。消火用ポンプとして使用する場合は、このバランスパイプを呼水槽へ接続し、内部循環水を“常時逃し”することによって、締切運転時の水温上昇を防止するものです。この方法の利点は本来内部で循環している水を逃すので、吐出し口から常時逃しする方法に較べ、逃し量を定格吐出し量に加算しなくてすみます。■作動説明●配管上の注意①配管途中にはバルブを一切設けないでください。②配管は必らず呼水槽(押込みの場合は水源水位より高い位置)へ配管し、大気開放で逃してください。(呼水槽より低い位置へ配管するとたれ流しになります。)③配管サイズはB(20A)以上としてください。④配管長さは4m以内としてください。3/4配管方式特性曲線揚水ポンプの場合消火ポンプの場合吐出し吸込バランス室バランスパイプバランス室吐出し吸込呼水槽セルフフローパイプ性能カーブ(選定表および特性曲線として      表示したもの)バランス室より吸込側へ水量吐出し側水量羽根車内水量揚程性能カーブ(選定表および特性曲線として      表示のもの)バランス室より呼水槽へ水量吐出し側水量羽根車内水量揚程●取付図呼 水 槽オーバフロー吐出し(セルフフロー)水温上昇防止用逃し配管ポンプバランス室からの逃し配管(バランスパイプ)をポンプの吸込側に戻し小水量を循環させます。バランス室からの逃し配管(バランスパイプ)を呼水槽へ接続し小水量を逃します。セルフフロー

元のページ  ../index.html#494

このブックを見る