エバラファン 60Hz
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取扱いについて技術資料391技術資料7)特にファン吸込側の抵抗物や配管による偏流・旋回流れは、ファン性能に大きな影響を与えます。サージング運転になったり、電流値が過大になる・大きく振れる、振動が大きくなる(場合によっては軸受が早期に破損する)場合があります。吸込側は直管部を設けるか、整流板を設けるなど、均一に空気が流れ込むよう、配慮されることをお勧めします。また、吐出し口直後の急な曲がりなども大きな圧力損失や振動が大きくなる原因となりますのでご注意ください。3.保守について詳細については、取扱説明書をご参照ください。1)ファンごとに運転日誌をつけ、ファンの運転状況・来歴などを記録してください。ファン点検時に平常時の値と比較して、異常が生じた場合はその原因を調べてください。ファン前後のダクトやフィルタ・ダンパ等についても定期的に点検してください。また、少なくとも1年に1回は定期点検を行ってください。24時間連続運転などの場合は、特に、点検周期を短くし(3ヶ月や半年に1回など)、異常発生の予防を行ってください。点検内容①運転状態:圧力・風量・電流・振動・音・運転時間②消耗部品の状態:ベルトの磨耗・芯出し状態・張り状態軸受や電動機の異音の有無・温度③外観状態:ファン内外面のよごれ・ほこりの付着・発錆ボルト類の緩みの有無2)ファンは1日8~10時間の連続運転を基本としております。頻繁な始動停止はさけてください。羽根車等の早期破損や電動機・制御盤内部品の破損/焼損などによって重大な事故につながる恐れがあります。また、ベルト・プーリ・軸受及び電動機等回転体の早期摩耗、劣化の恐れがあります。急激な加減速・負荷変動や24時間連続運転などの場合は、早期に消耗部品(軸受やベルト)の磨耗・破損が発生するばかりでなく、ご使用状況によっては消耗部品以外の部品の不具合が発生することもあります。このような場合は、早期の点検をお願いします。特に24時間連続運転の場合は、定期的な消耗品の交換や点検によって、送風機能停止に至る前に予防を行うことをお勧めします。また、機能停止時に備えて、予備機や予備部品をご用意されることをお勧めします。通常運転:1日10時間程度の運転で正常に使用された時の値消耗部品の交換目安消耗部品軸受騒音が激しくなった時や異常音があったとき表面が損傷してきたときおおよその交換時期3~4年に1度(通常運転)10000時間(連続運転)1~2年に1度(通常運転)8000時間(連続運転)交換時の目安Vベルト

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